推薦の言葉

「新しいデザインは新しい手法によって生まれる」とはパウル・クレーの言葉であるが、本書は正に人間のイメージを具現化する大きな可能性を秘めたコンテンツである。

人は誰しも奥行きのある立体モデルの構築を望むものであるが、2次元でのスケッチから奥行きのある3次元モデルへの展開は容易でない。ところが、本書によれば簡単な2次元図形から奥行きを自由に設計(デザイン)して、決められた外形カット・折り目処理、および糊しろをあわせて接合していくだけで希望の立体モデルがゲットされるから、これはもう驚きである。

「情報化社会」といわれて既に久しいが、老若男女を問わず、3次元空間での自分専用の3次元モデルが自由自在に存在せしめることは、脳の活性化に最適であり、まさに本書は"ものつくり"に最も簡単に取り組めるペーパークラフトの質を高める夢の手法である。
                 平成18年4月22日
                   近畿大学名誉教授 :長江 貞彦